「打ち上げ花火」原作とアニメ映画あらすじの違い【声優は菅田将暉・広瀬すず】

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「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」アニメ映画が来月公開されますね。 主題歌はまだ未定。アニメと実写映画のあらすじ比較をしてみると(ネタバレあり)・・・。声優は広瀬すず、菅田将暉、宮野真守。予告編はなかなかよいですね。

「打ち上げ花火 下から見るか横から見るか」映画原作とアニメのストーリー(あらすじ)の違いを比較

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」映画の原作は岩井俊二監督が24年前に脚本演出したテレビドラマです。それをベースにアニメとして制作された映画が8月に公開されます。声優が広瀬すずちゃん菅田将暉くんということで話題ですね。ストーリーあらすじは20年の時を超えてどの程度違うのでしょうか。

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20年前の実写映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」あらすじ結末ネタバレあり

 

少年少女の夏休み、
登校日、たった一日の物語です。

主人公のノリミチとユウスケは男の子
なずなは女の子。

登校日のプール当番です。

なずなは
夏休み明けに転校することになっていて
ブルーです。

かわいいなずなに
淡い気持ちを抱いていた

少年ふたり

ノリミチとユウスケは
プールで競争して勝ったものが
なずなに声をかけようと勝負します。

買ったのはユウスケ。

ユウスケとなずなは
花火大会へ一緒にいくことに。

ノリミチはがっかりです。

教室では
花火をどこからみるとひらべったいか、
という話で少年たちが
盛り上がっています。
本当にかわいらしい少年たちの
登校日です。

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ユウスケやノリミチも
みんなと花火がひらべったいかどうか、
調べに行こうということになりました。

ユウスケ、子供らしく花火の件に夢中で
デートの約束を忘れています。

たまたまユウスケの家へ行った
ノリミチは
ユウスケを待つなずなに会います。

なずなはトランクを抱えており家出?
状態でした。

なずなは来ないユウスケを待つうち、
母親に連れ戻されてしまいます。

目の前で連れ戻されるなずなを
見ているノリミチ少年。

if もしも。

自分が勝負に勝っていたら。。。
自分ならデートの約束を破らない。。。

ここからノリミチが
勝っていたら・・・のドラマがはじまります。

「かけおち」という名前の
小さなふたりの逃避行・・・

しかし、ちょこっと行っただけで

すぐ「帰ろう」ということに。

ラストは夜の学校のプールで
ふたりで泳ぎます。

プールでなずなは、
「今度会えるの二学期だね。楽しみだね」と
微笑みます。

その頃、花火が上がりそれぞれの場所で
少年たちは花火を見上げるのでした。

ノリミチは
子供心にほっとしたような
残念なような

複雑な思いを抱きながら・・・

アニメ映画「打ち上げ花火 下から見るか横から見るか」あらすじネタバレあり

夏休み、とある海辺の町。花火大会をまえに、
「打ち上げ花火は横からみたら丸いのか?平べったいのか?」で盛り上がるクラスメイト。
そんななか、典道が想いを寄せるなずなは
母親の再婚が決まり転校することになった。

「かけおち、しよ」

なずなは典道を誘い、町から逃げ出そうとするのだが、母親に連れ戻されてしまう。
それを見ているだけで助けられなかった典道。

「もしも、あのとき俺が…」

なずなを救えなかった典道は、もどかしさからなずなが海で拾った不思議な玉を投げつける。
すると、いつのまにか、連れ戻される前まで時間が巻き戻されていた…。
何度も繰り返される一日の果てに、なずなと典道がたどり着く運命は?
花火があがるとき、恋の奇跡が起きる―

※公式ページあらすじより

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新旧映画あらすじを比較してみると

昔の映画は親友に負けた少年の残念感が
少年らしくいじらしいのですが

アニメではどのように描かれるか、まだわかりません。

昔の映画では女の子より
花火に夢中になる非常に子供らしいユウスケですが

アニメでははっきり「恋のライバル」と
位置付けられているようです。

声優は宮野真守さん。

昔のドラマでは「もしもあのとき・・・」

で、その時点に戻る、というシンプルな構造です。
妄想的な後半のドラマとなるわけですが

アニメでは「何度も繰り返される一日」。

「時をかける少女」的な
タイムリープ感が打ち出されるのでしょうか。

そこが大きな違いだといえますね。

もちろんかつては短編ドラマで

今度は長編アニメなので

内容はずいぶん変わるだろうと思います。

「時を書ける少女」がアニメ映画になったとき、
「何度も繰り返される一日」が

実写版とイメージが違いすぎて、
すごくびっくりしたのですが

今回はどのような仕上がりとなっているでしょうか。

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」キャストは山崎裕太・奥菜恵→(声優)広瀬すず・菅田将暉へ

昔の「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は
「リバース」ですっかりおとなになっていましたが

当時まだ10代だった山崎裕太さんと

アイドル的女優だった奥菜恵のW主演キャストで
制作されたテレビドラマでした。

1990年代すでに「世にも奇妙な物語」はあって、
ストーリーテラ―はやはりタモリさん。

その同枠のシリーズドラマとして
制作されたのが

「if もしも」ドラマシリーズです。

もしもあの時、こうしていたらどうなっていただろう、
をテーマにした

一話完結のドラマシリーズで、

毎回、「世にも奇妙な・・・」のような
ちょっと不思議なストーリーのドラマでした。

現代もそうですが

「世にも奇妙な物語」ドラマを観たからといって
大きな話題になる、

ということはまずないと思います。

ところがあの時、

「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
が放送された途端、

それがあまりにも映画的で美しかったので
翌日から大きな話題となりました。

不思議なストーリーを
通り越して
映像の美しさが突出。

少年の夏休み。

はつ恋のほろにがさ。

そしてラストの少女のセリフの
せつなさと美しさが感動的で、

これがテレビドラマ?!と驚きました。

そして
岩井俊二監督の名前が一気に世の中へ。

録画したビデオで
何度も見て

ビデオは友達の間で
貸し借りされて
どんどん話題が口コミで広がりました。

とくに映像・広告業界の中で
岩井ファンが増え続けて

それはもう
一大旋風のようでした。

短編テレビドラマ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」はキネコ処理されて映画館で上映

人気があまりに大きすぎて

ついに映画として
新宿かどこかで単館上映。

映画化ではなく、

テレビドラマ映像のまま
映画館にかけられるように

テレビ映像をフィルム加工するというのも異例でした。

たしか「キネコ」とよばれる加工技術だったと思います。
周囲の人がそう言ってました。

※「kinescope recorder」の略。
テレビ・ビデオ映像をフィルム映像に変換

映画館は長蛇の列。
並んで見に行きました。

スマホもなく
並んでいるのは映画マニアが多いのか

静かで、

狭い階段などに座って文庫の小説を
ひとりで読んでいる人が多かったなという印象・・・。

30分くらいの短いドラマだったため、
同時上映として

同じくテレビドラマだった「夏至物語」が
公開されました。

真夏の一日、たらいの中で水浴びする女性
という記憶しかないのですが

どちらも夏休み色が強く

日本の夏・・・という感じがしました。

夜の学校のプールを
あれほど美しく演出したテレビドラマは
あれきり見ませんが

現代の日本のアニメ技術水準は世界最高峰らしいので
どのように演出されるか楽しみですね。

まとめ

アニメ映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」

原作 岩井俊二
脚本 大根仁
監督 新房昭之
キャスト 広瀬すず・菅田将暉・宮野真守
アニメーション シャフト
配給 東宝

 

2017年8月18日(金)公開