ボローニャ国際絵本原画展が西宮大谷美術館でスタートしました。2017今年はデジタル作品が多数入選しています。感想としては色鉛筆や透明水彩だけで描かれた原画を見たかったのではありますが、美しい庭を見るだけでも価値のある美術館で素敵な時間が過ごせます。
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ボローニャ国際絵本原画展【西宮大谷美術館】混み具合は
毎年恒例の
ボローニャ国際絵本原画展@西宮大谷美術館に
行ってきました。
まだ始まったばかりなのですが
夏休みだからか結構人が多かったですね。
いつもは9月になってから行くのですいています。
とはいえ、それほどの混雑ではなく
ゆったりと見ることができました。
お天気もよく、
暑かったけれど西宮大谷美術館の
日本庭園が美しかったです。
ボローニャ国際絵本原画展【西宮大谷美術館】感想は
毎年バラエティ豊かというか、
いろんなタイプの原画があって、
見入ってしまうのですが、
今年はなぜか似た絵がずらり。
展示室は4室あったのですが、
特別展示室をのぞいて
入選作はほとんど似ていました。
だいたいが
コラージュ。
または
デジタルメディア。
抽象的なものも多くて
「これが絵本???」
と、いう感じでした。
その多くが大人向け。
コラージュの
図鑑みたいなもの。
毎年行くと
これは好き!
という
かわいらしい絵や
色鉛筆やパステルの
やさしいアナログの絵が
あるんですが、
見つからない、、、。
その証拠に
昨年などは
「閉館です」
といわれても
もうちょっと見たい~
ねばっていたのに
今年はさらっと、
見終わってしまいました。
友人も同意見でした
友達は
「時代が変わったのかな?
私たちが古いのかな?」
とずっと言ってました。
審査員が変わったのかもしれません。
デザインとしては優れていると
思います。
デジタル制作だと
レイアウトに狂いがなくて
すっきりしています。
きれいだし、おしゃれ。
しかしできたら
デジタル処理されてない
朴訥な絵も見たい。。。
もちろん
これ、いいね。
いいよね。
と、じーっと見ちゃった
原画もあります。
日本人の入選作で
「くじらばす」
というのはかわいらしくて
よかったですね。
ものすごく小さいたくさんの
ねずみのいる絵で
小学生の男の子が
ここで立ち止まって
じーっと
見ていたのが
かわいらしくて印象的でした。
また、
過去の入選作の絵本などは
西宮大谷美術館の読書室にそろっているので
楽しめますよ。
個人的に好きな
いまいあやのさんの
絵本もありました。
意見には個人差があり
デジタル、抽象、コラージュが
多いからいけない、
というわけではありません。
好みですね。
私は手書きの色鉛筆や透明水彩、
パステルの原画が好きなので。。。
日本人の方も多数入選
日本人の作品も多く入選していて
審査風景フィルムで
とてもほめられていました。
もともとイラストレーター、
デザイナー、
という方が多く
絵本作家をめざしてますっ。
透明水彩だけで描いてますっ。
パソコンは使ってませんっ。
というタイプの人は少ないようです。
ボローニャ国際絵本原画展も
時代、審査員によって
コンセプトが変わるのかもしれません。
それでも、
夢のあるコンクールであることには
変わらないと思います。
応募票やテキストが
英語で提出しないといけないので
ひるみがちですが
友達と力をあわせれば
応募できなくはない、
いやむしろ
トライしなければ、、
と、なぜか
国語教師をしている
友人ふたりと盛り上がりながら
帰りました。
西宮大谷美術館のカフェに大谷ブレンド、あります
ちなみにいままで何年間か閉じていた
西宮大谷美術館内カフェが再開していました。
大谷ブレンド、というコーヒーがあったので
飲んでみようかな、と思ったのですが
時間的な関係で
飲まずに帰りました。
次回はぜひ飲んでみたいと思います。
ボローニャ国際絵本原画展【西宮大谷美術館】審査員のコメント
いつも審査風景フィルムは、しっかり見るんですよね。
審査員の中で力を持ってそうなおじさんは
デザイナーの方でした。
どうやら、いろんなタイプの絵を選ぶというより
「原画展を成功させるために選ぶ絵」
とおっしゃっていたので
デジタル処理された絵やコラージュが多かったのも
原画展にある一定の雰囲気を持たせるために
選ばれたのかな、
と思いました。
特別展示室には、
今回イタリアに紹介された
日本の絵本がずらりと並んでいました。
荒井良二さん、みやこしあきこさん、など
人気作家の作品がずらり。
まさに「絵本ナビ」という
感じですね。
この部屋はなかなか楽しかったですね。
まとめ
◎ボローニャ国際絵本原画展に行きました
◎西宮大谷美術館です
◎美術館カフェ再開しています
◎夏休みですがそれほど混んでいません
◎コラージュやデジタルメディアが多数入賞
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